2025/06/24 02:38

ラムズイヤーのやわらかな葉に、毎日のようにクマバチがやってきます。
まるで羊の耳のような、銀色の産毛に包まれたこの花が、彼らのお気に入り。
クマバチは、空気力学的には飛べるはずのないその大きな体で、羽音を立てながら今日も空を舞います。
それでも、確かに飛んでいる。
だからこそ彼らは、「不可能を可能にする象徴」と言われるのです。
この無農薬の果樹園には、そんなクマバチをはじめ、不思議で愛おしい命たちが集まってきます。
農薬のないやさしい空気。化学肥料のない清らかな土。
それらがきっと、虫たちにとっても「ここは安心して訪れられる場所」だと感じさせているのでしょう。
静かに耳を澄ませば、羽音が奏でる小さな音楽。
自然と命が響き合う、この果樹園には、
今日もまた、“不可能”をひらりと超える奇跡が、さりげなく舞い降りています。
