2025/07/20 21:11
かぼちゃを食べて「なんでこんなに甘いの!?」と驚かれることがあります。
実は、甘さの秘密は“品種”や“肥料”ではなく、自然栽培ならではの知恵と工夫にあるのです。
この記事では、農薬も化学肥料も使わず、自然の力だけで育てる「ホクホクで甘〜いかぼちゃ」の育て方を、わたしたち「羽のおと農園」の実例を交えながらご紹介します。
1. 固定種かぼちゃの魅力とは?
スーパーに並ぶかぼちゃのほとんどが「F1品種(交配種)」ですが、羽のおと農園で育てているのは、昔ながらの固定種かぼちゃ。
種を採ってつないでいけるだけでなく、味に個性と深みがあります。とくに黒皮栗かぼちゃは、ホクホクした食感とコクのある甘さが特徴です。
2. 無農薬・無化学肥料でも育つ理由
化学肥料を使わず、ぼかし肥料等(納豆菌ぼかし・草木灰・えひめAIなど)やクローバーによる自然な栄養循環を活用することで、かぼちゃ本来の力を引き出します。
虫や病気もありますが、生態系を崩さないようにすることで、むしろ土も強く、植物も健康に育ちます。
3. マメ科との混植で育ちが変わる!
ヘアリーベッチ、クローバー、落花生など、マメ科植物は共生のパートナー。
根に棲む菌が空気中の窒素を土に供給し、自然なかたちでかぼちゃの生育を助けてくれます。
ただし窒素が過剰になると「ツルボケ」になるので、化成肥料は絶対使用しないのがコツ。
4. ツルの切り方とタイミングが甘さを左右する?
収穫前、かぼちゃのツルが自然に枯れてくると、実への栄養がぎゅっと集中します。
まだ青いうちに切ってしまうと、水っぽいかぼちゃになってしまい、甘さがまったくのりません。
蔕(ヘタ)の「コルク化(木質化)」が進み、しっかり締まってから収穫しましょう。
5. 収穫後が勝負!追熟の大切さ
かぼちゃは収穫してからの「追熟」が重要です。
収穫直後はでんぷん質が多くてホクホク感が足りませんが、風通しの良い倉庫などで数週間置くことで、でんぷんが糖に変わり、甘さが格段にアップ!
✅まとめ
農薬も化学肥料も使わず、自然と共に育てるかぼちゃには、市販品では味わえない深いコクと甘さがあります。
固定種を選び、マメ科との共生、収穫のタイミング、追熟の工夫…
それぞれの工程に心を込めて育てることで、まるで栗のように甘く、ほっくりとしたかぼちゃができあがります。